【自己免疫疾患】リウマチを改善するカギは「炎症性サイトカイン」の抑制

 

【目次】

自己免疫疾患の一つであるリウマチを改善するヒント

◆ リウマチを改善するために、なぜ自己抗体ができるのかを知ろう

・小麦や大豆に含まれる「レクチン」により、リーキーガットになる

・リーキーガットになると、炎症がおきやすい「炎症体質」になる

・リーキーガットになった腸から吸収されたレクチンが全身に蓄積する

・ワクチンにより「自己抗体」ができることもある

◆ リウマチを改善するために、関節炎(炎症)を悪化させるものを避けよう

◆ リウマチの改善のカギは「炎症性サイトカイン」の抑制にあり

 

 

自己免疫疾患の一つであるリウマチを改善するヒント

 

リウマチ性関節炎、通称リウマチとは、関節に炎症が生じ、軟骨や骨が破壊され関節の機能が損なわれ、こわばり・腫れや痛み・微熱や食欲不振などの症状を伴う「自己免疫性疾患」の一種です。

 

自己免疫とは、本来ならば身体を外的から守るはずの免疫が、自身の身体の一部を「敵」とみなして攻撃してしまうことです。

身体の特定の部位を攻撃する抗体を「自己抗体」と言います。

 

リウマチ以外にも、身体の一部に対して攻撃する「自己抗体」によって、慢性的に炎症がおきる疾患はまとめて「自己免疫疾患」と呼ばれており、80種類以上もあります。

 

【自己免疫疾患の例】

バセドウ病/橋本病:「甲状腺に対する自己抗体」が甲状腺を刺激し、甲状腺炎をおこす。

 

潰瘍性大腸炎:「大腸の粘膜に対する自己抗体」が大腸の粘膜を攻撃し、慢性的に大腸炎をおこす。

 

セリアック病:「小腸の粘膜に対する自己抗体」が小腸の粘膜を攻撃し、消化や吸収が妨げられ、成長障害や代謝障害がおきる。

 

多発性硬化症(MS):「神経に対する自己抗体」が神経を攻撃し、慢性的に脳や脊髄に炎症をおこし、感覚異常・視力障害・運動障害・精神障害などがおきる。

 

全身性エリテマトーデス(SLE):「DNAに対する自己抗体」が血管炎や腎炎をおこし、いずれ胸膜炎・心内膜炎・肝炎・脳炎などをおこす。

 

 

そして、自己免疫疾患のリウマチを改善していくためには、まず「なぜ自己抗体ができてしまうか」ということを理解し、「炎症を悪化させるものを避ける」ことが大切です。

 

以下、その二点について詳しく解説していきます。

 

 

 

 

リウマチを改善するために、なぜ自己抗体ができるのかを知ろう

 

桜ヶ丘整体院では、自己抗体ができる原因の一つに「食事」があると考えています。

具体的に、自己抗体ができるメカニズムを以下のように考えています。

 

 

①小麦や大豆などに含まれる「レクチン」により、リーキーガットになる

レクチンとは、植物が昆虫や鳥などに食べられるのを防ぐために作る植物毒の一つです。

レクチンが多く含まれている食べ物としては、大豆をはじめとした豆類や、玄米・雑穀・小麦(小麦に含まれるグルテンもレクチンの一種)などの穀物、ナス科やウリ科などの野菜があります。

レクチンは、加熱調理により無毒化できるものもありますが、小麦に含まれるグルテンのように、加熱してもさほど無毒化できないものもあります。

 

なぜレクチンがリーキーガット(小腸の栄養吸収細胞同士の結合がゆるみ、透過性が亢進している状態)を引きおこすか、ということですが、それはレクチンの性質にあります。

レクチンの一番の特徴は、「結合性」です。

レクチンは他のタンパク質に比べ、細胞表面にとてもくっつきやすい(結合しやすい)性質を持っています。

そのため、小腸の細胞にもくっついてしまいます。

 

すると、小腸の細胞はレクチンが結合したことにより、細胞同士が隙間のないようピッタリくっついていたのが、ゆるんで離れていくように動いてしまうのです。

日々レクチンの多い食べ物を食べていると、小腸の穴はどんどん大きくなってしまい、リーキーガットになってしまう恐れがあります。

 

 

②リーキーガットにより、炎症がおきやすい「炎症体質」になる

通常、タンパク質はアミノ酸に分解されてから吸収されますが、リーキーガットになると、未消化のタンパク質も吸収されてしまいます。

 

腸から吸収されたタンパク質は、免疫細胞が「異物」とみなして排除しようとします。

異物を排除するために「炎症」がおきて、血液中に「炎症性サイトカイン」が増えます。

炎症性サイトカインが多い血液が循環することにより、全身のあらゆる箇所に炎症がおきやすくなるのです。

 

 

③ リーキーガットになった腸から吸収されたレクチンが全身に蓄積する

先ほど、レクチン(植物毒)には「結合しやすい」性質があると言いましたが、腸から吸収されたレクチンは、全身を循環し、関節軟骨や神経、内分泌腺などの組織にも結合し蓄積していきます。

そして、免疫細胞は、レクチンが結合した組織を「敵」とみなし、攻撃し炎症をおこします。

 

例えば、レクチンが蓄積した軟骨を免疫が攻撃すると、関節炎が、

小腸や大腸の粘膜が攻撃されれば小腸炎や大腸炎が、神経が攻撃されれば神経炎がおきます。

 

炎症がおきても、しばらくすれば自然に治ることが多いのですが、レクチンが結合した組織に対する「自己抗体」ができると、慢性的に炎症がおきるようになってしまいます。

自己抗体の産生には、遺伝的な要素もあり、例えばリウマチ因子は遺伝します。

 

また、ウイルスや病原菌の感染、ワクチン、鉛や水銀などの重金属、農薬や染料などの化学物質といったものも、自己抗体の産生に関与すると言われています。

 

重金属や化学物質は肝臓で分解できないため、体内の脂肪組織に溶け込んでしまいます。

それらは少しずつ髪や爪から排出されていきますが、脂肪組織に溶け込んだ量が多くなると、免疫が攻撃して炎症をおこします。

「神経(脳と脊髄)」と「骨髄」の大半は脂肪なので、免疫の攻撃対象になりやすいのです。

不運にも神経や骨髄に炎症がおきると、感覚異常や精神障害、運動障害や造血障害など様々な病変がおきることになります。

 

さらに、牛乳に含まれる「カゼイン」も、レクチン同様に粘着性の高いタンパク質で、吸収されると様々な組織に蓄積していきます。

ミシガン大学の、バーナード・アグラノフ博士とデイビット・ゴールドバーグ博士は、多発性硬化症と様々な因子を調べ、「牛乳の消費量と密接な関係がある」と示唆しています。

 

このように、レクチンやカゼインの組織への結合や、遺伝や環境要因、化学物質、ウイルスや病原菌などが総合的に関わり「自己抗体」ができると考えています。

 

 

 

 

ワクチンにより「自己抗体」ができることもある

ワクチンとは、弱毒化させたウイルスを体内に入れ、予めそのウイルスに対する抗体を作らせることで、感染時の重症化を防ぐことを目的とした医療です。

 

では、なぜ病気を予防するためのワクチンが自己抗体を作ることもあるのか?

その理由は、ワクチンの製造法にあります。

本来、「弱毒化したウイルスのみ」を精製できれば良いのですが、それ以外のタンパク質も含まれていることもあり、その場合ウイルス以外のタンパク質にも抗体ができてしまいます。

 

例えば、日本脳炎のワクチンはマウスの脳を使って弱毒化させた日本脳炎ウイルスを作ります。

技術の進歩もあり、以前よりウイルスの精製純度が高まっていますが、それでも「マウスの脳物質」を完全に(100%)取り除けているという保証はありません。

「マウスの脳物質」が残ったワクチンを接種すると、日本脳炎ウイルスに対する抗体だけでなく、「マウスの脳物質に対する抗体」もできてしまいます。そうなると、その抗体が人間の脳神経を攻撃するという副作用がおきます。

その抗体によって視神経が攻撃されて失明してしまう「急性散在性脳脊髄炎(ADEM(アデム))」を発症したという報告もあります。

 

狂犬病のワクチンも動物の脳で作られるため、ワクチンに脳物質が混入していることがあります。そのため、ワクチンの副作用で脳神経に障害が出るリスクが30%もあります。

 

インフルエンザワクチンは、鶏卵を使って作られるので、精製不完全で卵成分が残っていれば「卵アレルギー」がおきます。

またインフルエンザワクチンで、ADEMやギランバレー症候群の副作用がおきることも報告されています。

 

ギランバレー症候群は、カンピロバクターという急性胃腸炎をおこす細菌をはじめ、発疹ウイルスやマイコプラズマなどといった細菌やウイルスの感染によって引きおこされます。それらの細菌やウイルスに対する抗体だけでなく「神経に対する抗体(自己抗体)」も作られてしまうと、神経に炎症がおきて手足が動かなくなるのです。

 

このギランバレー症候群が、ワクチンによっておきることもあるのです。

1970年代に、アメリカで豚インフルエンザが流行したときに、政策によってインフルエンザワクチンの集団接種が実施されましたが、ギランバレー症候群が多数発生したため集団接種は中止されました。

 

このように、感染やワクチンによって「自己抗体」ができてしまうこともあるのです。

 

 

 

 

リウマチを改善するために、関節炎(炎症)を悪化させるものを避けよう

 

どのような原因でおきた炎症であっても、「炎症」を悪化させるものは、『果糖とサラダ油』す。

これらの摂取は、火に油を注ぐようなものです。

果糖は、果物や果汁に含まれている甘味成分で、果糖が多いほど「甘くておいしい」果物になります。

砂糖は、ブドウ糖と果糖が一分子ずつ結合した二糖なので、半分は果糖です。

様々な清涼飲料水やスポーツドリンクなどに含まれている「果糖ブドウ糖液糖」も、大半を果糖が占めています。

 

果糖は、ブドウ糖の10倍も多くの老化物質:AGEs(終末糖化産物)を生成し、血管をボロボロにしていき、とりわけ毛細血管がダメージを受けます。

そのため、毛細血管が多い足・腎臓・網膜の機能が低下していきます。

また、AGEsは「炎症性物質」でもあるため、果糖をたくさん摂るほど早く老化していき、炎症も悪化してしまうのです。

 

また、サラダ油に含まれる「リノール酸」も炎症を悪化させます。

紅花油・大豆油・コーン油・ヒマワリ油・ナタネ油・キャノーラ油・綿実油・ゴマ油・グレープシード油といったサラダ油には、炎症を悪化させるリノール酸が多く含まれています。

したがって、サラダ油を使って調理していると炎症が悪化してしまいます。

 

 

まずこれらの炎症を悪化させる食べ物を控え、さらに下記のような炎症を抑制させるものを摂るとよいでしょう。

 

炎症を抑制するのは、「DHA、EPA、αリノレン酸」といったオメガ3脂肪酸です。

DHAやEPAは、青魚や貝類に多く含まれています。

αリノレン酸は、シソ油(エゴマ油)やアマニ油に多く含まれています。ただし、これらオメガ3脂肪酸は酸化しやすいので、加熱料理には使わないほうがいいです。

調理に用いる油脂は、『リノール酸が少なく、酸化しにくい油脂』を用いることをおすすめしています。

例えば、バター、ラード(豚脂)、米油、MCTオイル、オリーヴオイルなどです。

 

 

 

リウマチの改善のカギは「炎症性サイトカイン」の抑制にあり

 

自己抗体による慢性的炎症を改善するカギは、「炎症性サイトカイン」を減らすことにあります。

炎症性サイトカインは数十種類もあって、自己免疫疾患では連鎖的に次から次にいくつもの炎症性サイトカインが作られて症状が悪化していきます。

 

それを断ち切るカギは、炎症性サイトカインの親玉=TNFαを抑制することにあります。

TNFαの働きを抑えれば、すべての炎症性サイトカインを抑えることができます。

それには、まずリーキーガットを改善する必要があります(レクチン・カゼイン・炎症促進成分の除去)。

 

併せて、TNFαを阻害する薬や健康食品を使うことが有効です。

「レミケード」や「エンブレル」といったTNFα阻害薬が使われています。

また、体質研究所オリジナルサプリメント「マヌカCD&ツバメの巣」に配合している成分(マヌカCD=シリング酸メチル入りMGO包接パウダー)もまた、TNFαの産生抑制があります。

>詳しくはこちら「体質研究所ネットショップSAKULABO

 

 

また、気になることや分からないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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